2018/12/20
|
|
はが路ふれあいマラソン(鈴木) |
|
この大会は、湘南国際、さいたま国際でいいタイムが出なかったときの保険でエントリーした大会であったが、既に好タイムがでたので行くのを止めようかとも考えた。というのも前日に大野地区の忘年会もあり、大会終了後は外苑前で飲み会があるので走る雰囲気ではないからだ。忘年会が終わって明日の電車の時間を調べたら、なんと相模大野始発に乗っても間に合わないことがわかり、車で行く必要がある。非常に悩んだが、天気も良さそうなので走ることにした。 圏央道が完成してから埼玉、北関東方面へ行くのが非常に便利になり、約2時間の運転で会場に到着した。駐車場から会場まで歩いて行くときにびっくりしたのは、土のところはほとんど霜柱になっていたことだ。かなり寒い。天気予報を調べたら0度となっていたが、この地区の気温は、水道が凍っていることから見ると明らかに0度以下。でもこの大会はジャンボプールの更衣室を開放してくれているのでスタートまでの寒さを凌ぐことはできるのでありがたい。 スタートが9時33分、なんでこんな時間がスタートなのかわからない。とりあえずスタートラインに立ち号砲を待つが、体は既に冷え切ってしまった。無理せずスロースタート、徐々にスピードを上げることにした。しかし冷えるのでトイレが近い。スタートして直ぐにトイレに飛び込む。しばらく走ると不思議な光景。なんと10kmの直前に踏み切りがある。思わず立ち止まり誘導員に尋ねてみたら、電車が来たらランナーは止まらなければならないとのこと。当たり前であるが、これでも陸連の公認コースか。確かに後から案内を見たら「時間によっては、列車通過待ちがあります」と書いてあった。 この辺りまでくると体も十分温まってきたので、ペースを上げ始めた。しかしトイレのロスタイムがありサブ3.5は厳しいので無理をせず、マラソンの名前のように「ふれあい」を楽しむことにした。あちこちで甘酒、いちご、饅頭、手打ちそば、水餃子と至れり尽くせり。20km前後の急な登りと激下りもクリアして25kmを過ぎたあたりで後ろから何かの集団が迫ってきた。3時間半のペースランナーの集団かと思ったが、ゲストランナーの赤羽有紀子さん(2014年1月大阪国際女子マラソンで優勝)の集団であった。地元芳賀町出身で、しばらく並走したが、あちこちでおばあちゃんから声を掛けられていた。かなり頑張って並走していたが、汗もかかずに走っている赤羽さんとは30km付近でお別れした。赤羽さんとの並走のおかげで30kmのタイムを見たら、サブ3.5を狙えるタイムとなっていた。その後もペースを落とすことなくゴールすることができた。タイムは、グロスタイムで3:27:01、ネットタイムは3:26:53であった。トイレタイムが無ければこれが今シーズンのベストになっていたかもしれない。 ゴール後、どうしても気になっていた9時33分スタートの理由を係員に聞いてみた。踏切と関係しているとのことでした。なんと真岡鐡道は、この日だけ臨時ダイヤで運行し、問題の踏切をランナーが通過する時間に電車が通らないようにしているのだそうです。スタートから踏切までは約10kmあり、先頭集団(3’30/キロ)が通過するのは10時10分前後。もし、9時30分スタートにして、3’00/キロを切るランナーがいたら困るので9時30分スタートにしなかったようです。ちなみに、通常ダイヤだと5’00/キロのランナーは全て踏切に引っかかるそうです。 |
|