2018/11/4
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横浜マラソン2018 「あっヨイショ!」(徳井) |
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私は、ずっとサブ4達成ができませんでしたが、60歳の時に、伊藤嗣朗さんの「マラソン能力別上達法」という本に出会いました。この本には,自分の現在のフルやハーフの持ちタイムとサブ4.5、サブ4、サブ3.5などの目標に応じ,大会の8か月前からの毎日の練習メニューが書かれています。私は,きわめて信じやすい性格なので,その通りやってみたら一昨年の湘南国際マラソンで念願のサブ4を達成し,昨年の湘南国際マラソンでは3時間43分をマークすることができました。今年は,昨年台風で走れなかった横浜マラソンで3時間30分台を出すことを目標に,3月から練習を始め7月と8月には月間300㎞走りました。 しかし,9月終わりに風邪を引き8日間ほど走れず,練習メニューがこなせず焦ってしまい,調整レースの10月7日の東日本ハーフマラソンの翌日に17㎞,1日休んで18㎞,その翌日には16㎞走ったら,左足に肉離れのような痛みを感じるようになり,10月14日の地区対抗駅伝の時にはまともに走れませんでした。 10月16日に黒河内病院で診てもらったところ,左足の筋肉が損傷しており安静が必要と言われてしまいました。10月28日の横浜マラソンまで後わずか,一旦は出場を諦めようと思いましたが,ここでやめると私の8か月間は何だったのかと,今度は諦めの悪い性格が顔を出し,できるだけのことをやってみようと,スマホで調べ,肉離れに良いというグルタミン(味の素のグルタミン酸とは違うようですが,やはり味の素の味がします),同じくコラーゲン(毎日飲みましたが,特に美しくはなりませんでした),それからビタミンCをせっせと摂取したところ,痛みが少し良くなり出場することにしました。 当日は,天気が良く暑かったのですが,ときどき雲がかかることもあり,まずまずのコンディションで,横浜マラソン名物の給水のカクテル(残念ながらノンアルコール)が美味しく,バーテンダーさんにお礼を言ってしまいました。また,ランナー泣かせの首都高速道路のアップダウンも,相模原公園の坂道を練習していたせいか苦になりませんでした。 しかし,本当の難所は首都高速を降りた32㎞付近からです。ここは本牧のD突堤の先にある横浜港シンボルタワーを折り返しますが,もうすぐ折り返し地点と思って行くと曲がり角という状況が延々と続き,このまま永遠に折り返せないのではないかと心が折れそうになり,左足の痛みも出てしまいました。 その時,いきなり横から「あっヨイショ!ド・ド~ン!!!」と大音響。正体は応援パフォーマンスの和太鼓の掛け声と太鼓の音でした。あまりに調子が良かったので,「あっヨイショ!」「あっヨイショ!」と声に出して走ったら,元気が出ました(周りのランナーの皆さん、すみませんでした)。結果は,グロスで3時間41分39秒、ネットで3時間40分19秒と,目標の3時間30分台にはもう少しでしたが,自己ベストを更新することができました。 最後に,良いお天気の中,屋内で,走り終えたランナーに荷物を渡してくださったボランティアの皆さま,お疲れさまでした。私も荷物を受け取る際,ボランティアの方の「お疲れ様」「お帰りなさい」の声に癒されました。本当に有難うございました。 |
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