2018/8/26
|
|
炎天下の石焼きチーズビビンバ!!(飛田) |
|
今から5年前の6月、富士山は世界文化遺産に登録され日本から世界の宝となり、お土産品にも強く富士山がアピールされています。富士山を未来に引き継ぐ富士吉田をキャッチコピーに、富士山の山じまいを告げる吉田の火祭りに合わせて開催されている、第38回山日YBS富士吉田火祭りロードレースに参加して来ました。レース会場の富士北麓公園からは日本人のみならず世界中の人々を魅了する富士山の素晴らしい景観を後ろにし、スタート前に楽しく写真を撮りました。残念ながら楽しさ感はこの瞬間までにとは想像付かなかったのです。暑い暑いとテレビでも報道されている今年の夏の気温ですが、レース当日は異常な暑さで、標高差300メートル以上のアップダウンがある厳しいコースなので誰もがそれぞれのペースでスタートしたはずなのですが、走り初めてわずか2㎞くらい地点からも歩くランナーが多く見受けられ、私自身もとてもゆっくりの走りなのか何なのか・・・熱風を受けて空気が重苦しく気持ち悪い――気持ち悪い――で進んでいました。7、5㎞地点を過ぎた所で坂本さんとすれ違い、気持ち悪いにしては、はっきりした声で「坂本さん!」と、声掛しました。隣のおじさんランナーの方が、「まだ元気だよ、十分行けるよ」と、励ましてくれました。でも・・・気持ち悪い。熱中症で参加ランナーだけではなく、ボランティアの女性も体調悪くなり横たわったりで、この日は救急車、救護隊等を度々目にしました。坂本さんとすれ違った時の私をイメージ表現するとしたら健康ランド内のサウナ室で熱々の鍋焼うどんをすすっている陽炎ゆらゆら揺らぐ中での熱中症気味ボーッとした走りを続けていました。何をしても暑苦しく気持ち悪く大会全体が厳しい暑さの中で行われていました。完走出来たら満足と思うささやかな目標すら出来ないかも・・・何とかなんとか17.5㎞まで来ました。最後の登り3㎞ではまさに標題通り、私の体は、石焼きビビンバ、ジリジリと焦げ行くようにそしてチーズとろけて溶けて、暑さの限界に耐えて最後の頑張り一歩一歩進んで行く中、「ラスト‼頑張って・・・」隣には汗もかいていない、爽やかな綺麗な美人ランナーが私に声掛してくれました。ランナーではなく、その方は大会近くに住んでいる地元のジョギング楽しむエステティシャンを仕事に持っている好印象の女性でした。苦しい最後3㎞の坂道もその方とのおしゃべりで癒され、登り切る事が出来ました。「袖すり合うもたしょうの縁」と話を聞いた事があると思います。たしょうとはどんな字を書くのでしょうか?多い少ないの多少の縁を想像するかと思いますが、実は仏教用語で他に生きる他生の縁と書くそうです。昔において会った人なので縁があって現在も巡り会いこうして友人知人という間柄、縁があるから出会えるのです。現在走ろう会に縁している事を大切にマラソンライフを走ろう会会員の皆様とエンジョイしていきたいと思います。次回のマラソン大会では決してとろける石焼きチーズビビンバではなく、今流行りのいきなりステーキでガッツリと走りたいとリベンジに燃えています。 |
|