やっぱ，レースでしょ！－久々のハーフマラソンに参加して―（徳井）

10月30日（土）に第4回スポーツメイトラン海の公園マラソンのハーフの部に参加しました。横浜マラソンは中止になり、来年2月の湘南国際マラソンにエントリーしましたが、それまでのモチベーション維持と走力確認のため、ハーフマラソンに出たいと探していたら、横浜市金沢区の私の実家から1㎞ほどの海の公園で大会があるのを知りました。実家には92歳になる父が一人暮らししており、最近は週1回くらい、車で行って通院の付き添いや買い物などを手伝っているので、マラソンに参加したついでに父の面倒も見れると思い、大会の20日前に衝動的に申し込みました。

　　コロナで大会中止が相次ぎ、レースは2019年12月の湘南国際マラソン以来で、どんなペースで走ったらよいのか、レースプランに悩みました。自己ベストは2019年10月の東日本ハーフマラソンでの1時間32分13秒ですが、その時はフルマラソンサブ3.5を目指し月間300㎞以上走っており、今とは比べるべくもありません。何より齢（よわい）65の坂を越して体力ダウンを感じる今日この頃です。でも1時間40分は切りたいと思い、体が温まるまで最初の5㎞は1㎞4分50秒で行って、そこから21.0975㎞のゴールまでは1㎞4分35秒で走れば、1時間38分でいけると踏みました。

　　当日は、雲よ湧け！と呪文を唱えたくなるような良い天気。また、公園なので平坦で芝生みたいなコースをイメージしてましたが、実際は起伏のある石畳の3㎞のコースを７周と、想定外のことばかりでした。でも、参加者は全体で800人ほどで、大きなレースに付き物の緊張感やトイレの長い行列はなく、皆で集合写真を撮ったりと和やかな雰囲気でした。　　

そして、お待ちかねのスタートです。案の定、周りのランナー達は「じじい、邪魔だ。そこのけ」と言わんばかりに、凄いスピードで追い抜いて行きました。こちらは5㎞まではぐっと我慢の子。その後は、坂の上り下り、追い風、向かい風で多少の上げ下げはありましたが、ほぼ想定通りのペースで走ることができ、先に行って乳酸の餌食になったランナーの皆さんをオーバーテイクする快感を味わうこともできました(性格悪いかも)。

　　結果は想定より6秒速く、1時間37分54秒（グロス）でゴールでき、総合順位は61人中7位でした。メダル等の完走賞はなく、その場で完走証をもらっただけですが、忘れていた完走後の達成感や充実感を思い出しました。やっぱり大会っていいですね。

レース後は、車でスーパーマーケットで買い物をして、実家の父の所に行きましたが、普段は認知症気味の父に苛々

してしまうこともあるのですが，この日はいつになく優しく接することができました。

　　レースは苦しいけれど，ゴール後の喜びはその何倍も大きいことを思い出すことができ，参加費4000円の元は充分取れました。また，現在の走力，特にスピードの低下等の課題もわかったので，湘南国際マラソンに向けて練習メニューを考えていきたいと思っています。