ランニングクラブ

相模原市市民走ろう会
相模原公園、淵野辺公園で練習を行うランニングクラブです。
共通の趣味であるランニングを通じて、健康的で楽しいひと時を過ごしましょう!
 会長:津金 連絡先:御手洗 090-7812-6490 sagamiharashirc@gmail.com
  
2021/9/5

前書き(御手洗)

コロナ禍、そして緊急事態宣言発令中で無観客という異例の開催となった「東京2020オリンピック」が先月8日全種目を無事に終え、次の開催地フランスパリにオリンピック旗を渡し幕を閉じました。1年の延期の上に開催直前まで賛否両論が続きましたが、開会式翌日からアスリートの皆さんの大活躍はメダルラッシュへとなり、沢山の感動を頂きました。たとえメダルに届かなくても強い絆や友情の素晴らしさもありました。今回から加わった多くの新競技に若いアスリートたちの大活躍、難しい技に挑戦した選手に、メダルを逃したけれど各国の選手たちが寄り添い肩を抱き合い励まし合う姿、これ以上の戦いを止め共に金メダルにとIOCに直接交渉し2人で金メダルを、トラック競技で交錯し転倒した2人が共に肩を組み遅れてゴールする姿、13年ぶりに復活を遂げたソフトボールと野球、長いブランクに打ち勝ち金メダルを獲得等、まだまだ沢山々々、数えきれないほどの感動を頂き涙もありました。大勢の観客があったなら、この人たちの勇姿への拍手は世界中に鳴り響いた事ではないでしょうか? 4×100mリレーは1区から2区へのバトンが渡らず途中棄権と無念の結果となってしまいましたが、3年後のパリ大会、そして次のロスアンゼルス大会が楽しみです。暑さの為、今回会場を札幌に移して行われたマラソンでしたが、暑さは東京と変わりなかったようです。女子は予定の時間より1時間早くのスタートは大変なことでしたが、一山選手が8位で女子ではアテネオリンピック以来17年ぶりの入賞、男子は出場選手106名の内暑さで30名が途中棄権となりましたが「東京2020」を最後に引退表明の大迫選手が6位で男子ではロンドンオリンピック以来2大会ぶりの入賞でした。女子の鈴木・前田両選手、男子の仲村・服部両選手も無事に完走、1年の延期と開催の賛否両論で調整は非常に難しかったと思いますが、暑さの中で無事の完走の素晴らしさ、ホントに本当にお疲れ様でした。

暑さの中でのオリンピック開催には、「東京2020」は史上最も暑い五輪!と選手や海外メディアから多くの批判があったと聞きますが、1984年ロスアンゼルス大会から4大会連続出場し9個の金メダルと1個の銀メダル、世界陸上では8個の金メダルと銀・銅各1個を獲得、アメリカ陸上短距離界のスーパースターと呼ばれたカールルイス選手、現在は母校のヒューストン大学で陸上界のアシスタントコーチを務めているそうですが、「暑さによる急速な筋収縮や空気抵抗を減少させることで、短距離走や走り幅跳びでは驚異的な好成績が出る可能性がある」と日本のある新聞社に、また、ニューヨークタイムズ紙には「暑さは陸上短距離選手には有利に働く可能性がある」と報じていたそうです。今回の大会で多くの世界記録が生まれたのは、やはり暑さが良い方向へと導いて下さったのでしょうか?100mも9秒80とすごい記録でした。国内選手も過去の記録を塗り替えた選手が大勢いらしたのは感動も頂き素晴らしかったです。コロナ禍で緊急事態宣言中でのオリンピック、皆さんはいかがだったでしょう?

今回日本のメダル獲得数は、金が27個・銀が14個・銅17個、計58個と過去最高でした。参加は205か国に加え難民選手団結成チーム、選手は11000人を上回りました。続いて24日にはパラリンピックの開会式があり参加161カ国・出場選手4403人は過去2番目だそうです。選手の皆さんは苦難の道を乗り越え並々ならぬ努力を重ね世界の舞台へと羽ばたきました。その姿には言うまでもなく感動と涙、そして人間に不可能と言う言葉はないという事でした。本日最終日を迎え閉会式となります。

オリンピックが終った直後から日本列島上空を覆った雨雲は線状降水帯となり、まれに経験することのない猛烈な雨と言われ西日本から東日本まで、多い所では1時間に120㍉もの雨を降らせ、各地には短時間大雨警報が発令、土砂災害、川の氾濫による水害も多く発生、犠牲者も出ました。1昨年、台風19号で被害を受けた地域も再びの被害に見まわれました。昨年は7月の殆ど1か月が雨に見まわれ、今年8月には今までにない記録的な雨、九州北部では1週間に年間雨量の半分を記録するなど雨の量は年々多くなっています。次々に襲う大災害に心が痛みます。2年ぶり開催の高校野球も、9号台風で開会式からの延期に始まり、この雨の為日程が大幅に遅れたのは46年ぶりとの事でした。雨のあとやって来たのは猛暑、極端に違う気温の差、この暑さの中コロナウイルス感染者は毎日増える一方で止まることを知りません。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置該当の都道府県も増えていますが、効果はあるのでしょうか? 9月12日までとまた延長されました。こんな繰り返しがいつまで続くのでしょう?大会も漸く開催されるようになり気持ちも上向きになったと思いましたが、またもや中止・中止・・・が相次いでいます。

こんな寂しげな気持ちの中、近頃、私たちお仲間でも大人気の今田工房手作りの「ワラーチ」にすっかり虜になっている方々、ワラーチの名前の由来や魅力を寄せて下さいましたよ!ご覧いただきましょう。以前のように走っていたら私も1足・・・なんて思いながら、ワラーチの仕上げを見て、紐が何と注文された方の雰囲気にあまりにもぴったり合っていて驚いています。自分で選んでいるのでしょうか?それにしても さすがです!

所で、工房の今田さん、一体いつ頃ワラーチと出逢い愛用するようになったのでしょう? 2019年12月の湘南国際マラソンで市販のサンダルを装着しスタートしたものの途中で紐が切れ以後素足で完走、ゴール直後に写真を送って下さいましたが、これ以来自作ワラーチの愛用が始まりました。翌年2月、おきなわマラソンではスタートから素足で完走、ご本人にとって最高のレースだったと言います。この時の完走記を会報287・289号に掲載、296号では皆さんにワラーチの良さを知って頂こうと「ワラーチのお話」を寄せて下さいました。現在お住まいのお仲間の深大寺走友会の皆さんも大勢の方が愛用されているとの事、私たちお仲間の皆さんも徐々に愛用者が増え「ラン」に一層力が入ってきているようです。今後が楽しみです。寄せられた原稿ありがとうございました。早速ご覧いただきましょう。なおワラーチご希望の方は今田直宏さんに連絡なさると今田さんのご都合よい日に相模原公園または定例会に型を取りに来て下さいますよ。