2021/7/30
|
|
前書き(御手洗) |
|
オリンピック開幕直前から急激に増え続けているコロナ感染者は止まることを知りません。第5波です。東京都は4回目の「緊急事態宣言」となり、神奈川・埼玉・千葉の「まん延防止等重点措置」も「緊急事態宣言」となりいずれも8月31日までとなりました。コロナに慣れきってか人の流れは増える一方、20~30才代が半数を占めているとの事ですが、この年齢層はワクチン接種希望者が一番少ないそうです。新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックでオリンピック史上初めての延期になった「東京 2020オリンピック・パラリンピック」ですが、当初よりはるかに多くなった感染者、開会式前日の東京は1979人と2000人に手が届く寸前、神奈川は631人、この事態の中での開幕となりました。先月なかば過ぎには選手以外にも関係者が続々と到着、到着時PCR検査で陰性だったにもかかわらず、その後に感染し陽性者が増え続けています。陽性者が出れば濃厚接触者もありと簡単には済まされません。開幕後、選手及び関係者の感染は20人を超えています。そしてコロナだけではありません。関係者がコカイン使用容疑で逮捕、日本で仕事がしたい!と4日後見つかりましたが姿が見えなくなった選手等、様々な事態も発生しました。コロナ感染者が増え続ける中での開幕となった東京五輪、開会式を前に競技が始まりましたが宮城・茨城・静岡を除いて、会場は全てが無観客となり寂しい思いも致しますが、感染者を少しでも食い止めるためには止むを得ません。私たちはテレビの前での観戦ですが、ロード使用の競技では歩道に観戦者が溢れ密になっています。会員の方々の中には2度目の「東京オリンピック」を楽しまれる方も少なくない事と思います。思うと、2020年の開催国が東京に決まった時、開会式を絶対見たい!なんて口々にしたのは懐かしく過去の出来事になってしまいました。誰もが想像もしていなかった感染症に世界中が侵され、史上初の延期になったオリンピックは歴史の1ページをも塗り替えることになりました。29日、東京の感染者は1日で3865人、神奈川は1164人、全国で1万人を超えました。 オリンピック開催の中止を求める声が多くありましたが、大勢のアスリートたちはこの日のために苦しい練習に耐えながら努力を重ね、諦めない!の心を強く持ち、この日を待っていたに違いありません。コロナ禍でとても心配でしたが、炎天下で猛暑続きの中での競技に、若いアスリートの皆さんの活躍には開会式以来沢山の感動を頂いています。初代メダリストになった人、最年少記録を更新した人、連覇を成し遂げた人等、それは勇気と感動以外何もありません。今回のオリンピックは「超人アスリート」の集まりとも言われています。男子マラソンでは2時間切りのタイムが出るか?世界記録はケニアのキプチョゲ選手の持つ1:59:40。そして日本選手が次々に好記録を出した100m9秒台、これに次ぐ数秒差の記録を持つ選手、合わせて8名、この選手たちによる4×100mリレー、北京五輪(ドーピングチーム判明で3位から2位に)とリオネジャネイロ五輪で銀メダル獲得、その後の世界選手権でもメダルを獲得し注目されていると言い、今回ほど4名の選出と区間決めに難しさを感じることは今までなかった経験と言います。それだけに楽しみです。コロナ禍のなか、全競技が無事に終了することだけを願っています。 今年は全国的に今までになく早い梅雨入りと梅雨明けでしたが、と同時にやって来たのは猛暑でした。関東甲信地方の梅雨明けは四国・近畿・東海地方より早く明けたのは24年ぶりとの事です。梅雨の期間中、大気の不安定は全国各地に猛烈な雨をもたらし長く降り続き地盤がゆるみ、先月定例会の前日、熱海市では土石流災害が発生、盛り土の崩れは一瞬の間に大勢の命を奪い、家屋までをも飲みこみ、2㎞先の海岸まで達し海の生き物にまで影響が出ています。街の姿は一変してしまいました。この災害で22名の方々が亡くなり今も5名の捜索が続いています。家屋の損害は130棟、今もなお300人以上の方々が避難生活を続けています。暑さの中、警察署や消防署・自衛隊の方々が必至な思いで捜索活動を続けていらっしゃいます。この災害に発生翌日から近県の消防署からは「緊急災害救援隊」が救助に駆け付けていますが、相模原市からも現地に駆けつけました。お仕事とはいえ本当にお疲れ様でした。同時に、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。今もなお、大気の不安定が続き、特に日本海側には猛烈な雨をもたらしています。 東京マラソン・横浜マラソンの開催日を10月に控え、またもや「緊急事態宣言」になってしまいました。湘南マラソンも来年2月20日の開催と発表されましたが、大会は一体どうなるのでしょう?エントリーなさっている皆さんのためにも 無事の開催を願うのみです。先月22日、オリンピック開会式を翌日に控え、東京都ではマスターズ陸上選手権大会が開催され水谷英治さんが出場、2種目でメダル獲得の素晴らしい成績を収めました。おめでとうございます! そして中山誠さんが急きょランニングフォーム撮影会を催して下さいました。いつもありがとうございます。 皆さんのご活躍、ご覧いただきましょう。お寄せ頂きました原稿、ありがとうございました。 |
|