2021/4/5
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“自己ベスト更新”みなさん ありがとう!♪(梶田) |
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朝ランの途中、満開の桜を去年とは違った気持ちで眺めていました。昨春、コロナウイルスの影響で各地のマラソン大会が相次いで中止される中、仕事や生活への焦りや不安が渦巻く日々で、いつもと変わらない満開の桜を見ていたら、じんわりと涙が出てきたことを覚えています。 昨年3月のバーチャルハーフマラソンの記録は2時間22分。それがその時の精一杯、最後の3キロがとても辛くて、今後もこれ以上記録を縮めることは無理だと思いました。それでも奮起して、緊急事態宣言下でも自主練習に取り組みました。ランニングは瞑想に似ていて、ぐるぐると迷走している心を落ち着かせてくれる効果があるようで不思議です。 コロナ禍で仕事が減り休みが増えたこともあり、空いた時間をランニングに当てるようになりました。走っているうちに、いつからか気持ちが前向きになり、先行きは分からないけれど、「コロナ禍のコロナ暇をコロナ果に変えていこう」そう覚悟を決めました。 そして先月出走した新横浜鶴見川ハーフマラソンは、苦手な坂がないごくフラットなコースであった上に、暑くも寒くもない快適な気候という、いささか自分を甘やかし過ぎくらいの好条件下ではありましたが、1時間56分49秒で自己ベストを更新して「コロナ果」を一つ収穫出来ました。 昨年はこのような小さな大会でさえ中止となっていたようなので、走らせてもらえたことに感謝です。体調不良で全く走れない時期もあったことを思っても、健康を取り戻せたことが何よりも嬉しくて、河原の桜の花はまだ二部咲きでしたが、心の中で桜は満開、去年とは異なり足取り軽く、終始楽しいハーフマラソンでした。 桜の季節と共に、来季のマラソン大会エントリーシーズンも開幕です。こうしてモチベーションを保てたことは、走ろう会の先輩方のおかげです。昨秋の尾根緑道30キロ走では、どうしても最後まで走りきりたいという私のワガママで、5時間近く岡澤さんに引率して頂きました。その時はあまりのしんどさに岡澤さんを鬼澤さんとまで呼びましたが(その節は大変失礼致しました)今は笑顔の素敵な仏の岡澤さんに見えてなりません! この一年、走ることに支えてもらいました。逆に走ることがなかったら、私はどうなっていたのかな?とも思います。本当にありがたいことです。先月また歳を重ねて、経年劣化の声を聴きながらも、進化できる部分もまだあると前向きでいられることが嬉しいです。今後とも、季節の移ろいを肌で感じながら、楽しく走って自分なりの目標を達成出来たなら、これ以上素晴らしいことはないと思っています。満開の桜を感謝と畏敬の念で眺める今年の春です。 |
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