ランニングクラブ

相模原市市民走ろう会
相模原公園、淵野辺公園で練習を行うランニングクラブです。
共通の趣味であるランニングを通じて、健康的で楽しいひと時を過ごしましょう!
 会長:津金 連絡先:御手洗 090-7812-6490 sagamiharashirc@gmail.com
  
2021/2/4

サブ4完走記(横山)

新横浜鶴見川マラソン 

横山徹さん サブ4達成 おめでとうございます!

 1月24日、朝から冷たい冷た~い雨が降り仕切るなか、鶴見川河川敷で開催されたフルマラソンに横山徹さんが出場、念願のサブ4達成です。 この日は雨が伴いホントに本当に寒く、きっと寒さとの戦いだったと思います。体の冷えもあり体力の消耗も相当激しかった事でしょう。冷たい雨に大山丹沢山の峰々は雪化粧になりました。

この悪条件の中での念願達成です。心からおめでとう!そしてお疲れ様でした。横山さんと言えば、入会されたのが丁度1年前、中山誠さんとご一緒に入会され、紹介させて頂いたと思いきや、コロナ感染拡大のため緊急事態宣言発令、3カ月の間定例会は中止、皆さんにお会いする事もできず、練習さえままなりませんでした。サブ4を目標に、せっかく入会して頂いたのに・・・と気になっていましたが、宣言解除後の数少ない公園内やロングランの練習、在宅勤務の合間をぬっての練習を重ね、今回のフルマラソンに挑みました。再度の緊急事態宣言発令の直後でしたが、大会が無事に開催され良かったです。先月のハーフや今回のフルで好記録を得、心は次の目標サブ3.5へと向かっています。皆さんで応援しています。 完走記、ご覧いただきましょう。

 

 サブ4完走記(新横浜鶴見川マラソン)                                        

                                       横山 徹

走ろう会に入会してもうすぐ一年。サブ4を目標に一応練習はしてきましたが、コロナ禍で、エントリーした大会は軒並み中止。結局、入会後は一度もレースに参加せずに2020年を越してしまいました。今年は、小さな大会でもフルを開催してくれるだけありがたいと考えることにし、家から近くてコースが平坦という理由で、1月24日の「新横浜鶴見川マラソン大会」に参加しました。以下、報告いたします。

小規模ながらも人生で2回目、2年ぶりのフルマラソン。大会2週間前に調整で参加したハーフマラソンではキロ5分をキープでき、コンディションも悪くはなさそう。1週間前からは練習負荷も軽めにして疲労を抜き、二日前からは、切り餅(正月の残り物)をおやつ替わりにカーボローディング。テンションも段々揚がってきます。ところが、前日の晩の天気予報は雨、最高気温3℃、関東地方では平野部でも大雪の見通しと、あいにくの、というよりもかなりの悪条件。一気にテンション下がります。「フルマラソン若輩者の自分には危険でないか?」「というかそもそも緊急事態宣言中だし」「万が一低体温症にでもなって病院運ばれても受け入れ先あるか?」 前の晩は、参加するかどうか真剣に悩みました。結局、「悩んだときには一晩置く」、ということで決断を翌朝に持ち越し。で、翌朝起きてみると「まあ走ってしまえば何とかなるか」、となぜか楽観モードになり、切り餅3個食べて、妻からの馬鹿呼ばわりも叱咤激励に代え、勇んで家を出ました。

 当日は一時間前に会場に到着。天候は予報どおり雨(傘必須)、おまけに風強し。着替えで脱いだ靴も雨で濡れる始末(覆っていた傘が風で飛ぶ)。ウォーミングアップする気にもなれず、スタート直前までコートを被り、簡易テントの下で小さくストレッチし、スタート直前にトイレに行き、ようやく9:30スタート。

  レース計画としてはキロ5:20/kmのイーブンペースで目標は3時間45分。寒さ対策として袖無しポンチョとネックウォーマー、手袋も2枚重ねで望みました。スタート前から既に足指の感覚がなかったですが、5kmぐらいでようやく足先まで血が巡ってきました。コース自体は平坦で走りやすいと思いますが、結局、雨はほとんど止まず靴はすぐにびしょびしょで足裏はずっと冷たく、後半は疲れと相まって足裏の感覚がだんだん無くなってきました。風もきつく、向かい風も追い風も寒さがまさに骨に染みました。ちょっとした無風時はまるで暖房のようでした。エネルギー補給に用意したゼリーも、指先がかじかんでキャップをひねられず、歯で開けました。エイドでのバナナの皮を捨てるタイミングを逸し(一本丸ごとだったので)、次のエイドまで3kmぐらいバナナ片手に走ったのですが、不思議とバナナを握る指先が温かく感じました。

といった感じで、とにかく寒かったですが、何とか雨ニモマケズ、風ニモマケズ、30kmまでは予定どおりのペースをキープ。ところが30km過ぎから、5:26(31km)→5:36(32km)とペースが落ちはじめ、33kmで5:41になると、もう足と体が重くなってくるのがはっきり自覚できました。何かの古い漫画みたいに体が足元から徐々に石化していくアニメ映像が脳に浮かびます(多分、頭がハイでした)。「やはりロング練習不足だったか?」「それとも悪天候のせいか?いや両方か?」「これ、あと10km持つか?」「人間、体温下がるとこうして体力奪われて死ぬんだな。。。」(←完全に弱気)。焦りや悔しさや妄想が去来しましたが、もう当初の目標は諦め、サブ4達成に気持ちを切り替えました。ラスト5kmは左膝の違和感と、足裏の無感覚の痛み(?)に耐えながら、キロ6分半まで落ちながらも、何とか歩かずにゴールしました。ゴール直後の、雲間からの細い陽射しが後光の如く神々しかったです(笑)。

記録は3時間54分10秒。目標タイムには及びませんでしたが、2年前の初フルのタイムから25分更新し、ラン歴3年にしてようやくサブ4を達成できました。この悪条件でも一応、フルを完走して4時間切れたことは大きな自信になりましたが、2年前の初マラソンと同様、30㎞の壁にまたしてもやられてしまったことは今後の課題でしょうか。悪天候ながらも強行参加して左膝を痛めただけの価値ある経験になったと思います。今後はサブ3.5目指して頑張ります!!

最後に、この悪天候の中、そして緊急事態宣言期間中でも、十分なコロナ感染予防対策を講じて大会を主催してくださった主催者、ボランティアの方には心より感謝いたします。

(追伸)痛めた左膝は、レース後二日間は普通に歩くのもできない状態でしたが、一週間後にはジョギング再開で

きるぐらいまで回復中です。スピード走やロング走はもう少し様子見ます。