2020/11/6
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第2回奥武蔵ジャーニーラン(鈴木) |
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第2回奥武蔵ジャーニーラン 10月24日 (土曜日)から25日(日曜日)にかけて、秩父を中心とした145.6kmの8の字コースを走ってきました。 午前10時にO park OGOSEをスタートし、毛呂山町から日高市に入り、飯能、名栗を通って山伏峠を登る。そこからは秩父まで下り基調で、秩父からは、小鹿野町の両神地区をとおり、国道140号線で秩父に戻り、寄居町から小川町市街を抜けてスタート地点に戻ってくるコースで、制限時間は26時間となっている。 一見、制限時間に余裕がありそうだが、コースとその断名は図のようになっており、累積標高としては小さな起伏が多くあるため約2600mとなっている。 練習不足もあり昨年のような走りができませんでしたが、好天に恵まれて気持 ちよくスタートし、 CP1(13.8km)、CP2(31.1km)と順調に進み、山伏峠の登りも歩かずに走り切ることができました。 山伏峠からの下りは、3週間前の津南100kで痛めた股関節と右膝をかばいながらのんびり と降り、CP3(49.0km)芦ヶ久保に無事到着することができました。登りで10数人のランナーを抜きましたが、このエイドにいる時にほとんどの方に追いつかれました。しかし、この時点では70位とのことで、かなり早いペースとなっていました。しかし調子がいいのはここまでで、ここから悲劇が待っていました。 日が暮れて小鹿野町に入ったところで、なんと激しく転倒。顔面は守ったものの、手のひら、指、膝がズタズタになり、痛みでどうなるかと思いました(レースの翌日、朝起きたら腰、肩、ひじにも打撲痛)。手当てに20分ぐらいかかり、どうにか立ち上がり歩き始めましたが、時々膝の内部に痛みを感じたため、次のCP4(68.5km)のエイドまでゆっくりと歩くことにしました。 エイドに到着したのは20時半ぐらいで、残りの距離と時間を確認したら、距離は残り77km、時間は残り15時間半でキロ12分で歩けば間に合うことになるが、途中で食事をしたりトイレに行く時間などを考えるとかなり厳しい。痛い足で無理をして悪化させることを考えると、まだバスも電車も動いている時間なのでリタイアということも選択肢に浮かんだが、ここはジャーニーランの精神に則り前に進むことにした。 しかし、歩き始めると痛みも薄らいできて、ゆるい走りも入れることができたが、時々、膝内部に痛みがでるので、大好きなエイドの長居はやめて、久しぶりに時間を気にしながら騙し騙し様子を見ながら足を前に進めた。 CP4からは一つ山を越えるが、登りはゆっくりと走っても痛みが出なかったので次のCP5(83.9km)には23時ごろに到着した。ペースは、キロ10分ぐらいで走ったことになる。このエイドでしっかりと腹ごしらえをしてからスタート。走ったり歩いたりしている間に膝内部の痛みが出る頻度が少なくなってきたので、走れる時間が長くなってきた。秩父駅を通り過ぎ、次のCP6(102.8km)道の駅みなのには日が変わって2時半に到着した。ここでも時間を確認してみると、ペースはキロ9分半ぐらいになっていて、大分余裕ができてきた。しかし、深夜の走行で眠くなる時間も多くなり、この先、このペースを維持することは難しいが、今回はなぜか緊張感があり、眠気はほとんど襲ってこなかった。この時間になると冷え込みもかなり厳しく、防寒対策して進み、CP7(114.2km)波久礼駅には、4時間半ぐらいに到着した。この間のペースは、途中のトイレタイムや休憩時間などを入れて、キロ10分。まずまずのペースである。そして、明るくなり始めると気持ちもすっきりしてきて、痛みもでなかったので、最後のCP8(127.2km)までは快調に走ることができ、朝6時過ぎに到着した。ここまでくれば残り18.4kmで時間も5時間以上あり、全部ダラダラ歩いても完走可能となり、ほっとすることができた。この時点で順位を聞くと140位まで落としていたので、最後の区間は歩いてるランナーが多いので、ここで多少は取り返そうとし、このエイドからの18キロはいつものようにアドレナリンモードになり、約キロ8分ぐらいのペースで快走し、14人を抜くことができました。ゴールタイムは、23時間19分42秒で、昨年よりも1時間程度遅くなりましたが、転倒のケガを考えると、良い走りができたのではないかと思います。 この大会も、完璧なコロナ対策で実施されており、スタッフのご苦労に感謝する次第です。 |
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