2020/6/4
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田舎のお寺で長寿の極意を学ぶ(津金) |
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田舎のお寺で長寿の極意を学ぶ 津金 昨年の夏は極暑でしたが、生まれ育った田舎の古刹・津金山海岸寺に1人で3回、合計13泊という貴重な体験をしました。私の故郷は山梨の八ヶ岳山麓、標高千メートル。近年、足腰を鍛える為に、山籠もりをしていますが、昨年は縁あって、90歳を超えた住職との生活・背中からいろんな事を教わりました。それは、日常生活では、今できる事を何事も先送りせず、集中して実行すること、こまめに動いて家事をすること、人の良い点を見つけて褒め、決して他人の悪口を言わない、万事くよくよせず決して泣き言を口にしない、等です。心身の健康と長寿の極意を、しっかりと心に刻むことができました。それに引き変え、自分自身の日頃の生活を顧みると、何と健康に良くないことを行っていることでしょう。例えば、食事の時間の短いこと。夕食後はたいてい何の家事もせず、ソファでただテレビを見ていること。自分が正しいと思っていることを相手に押しつけてしまうこと、等。高齢者の7人に1人は認知症になるという昨今、健康寿命を延ばすためには、各人の自覚、日常の生活の見直し、明日の生活に反映することが大事だと思います。健康な時に、日常生活を見直し、老化の進行を遅らすことができれば、本人はもとより、家族にとっても大変幸せなことです。年を重ねるに従って、信念などから頑固になりがちですが、自ら変わることに勇気を持ちたいものです。日頃の見方を少し変えるだけで、きっと新たな発見ができる場所や人に出会えるでしょう。 |
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