2019/11/20
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横浜マラソン:小さなメモと地道な貯金(飛田) |
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令和元年が幕開けして、先日のパレードでは雅子さまの美しさと感動の涙を上品に拭う姿に苦労なされ、そしてお元気になられた事をテレビを通じてじっと見ていました。そんな記念すべき令和元年も1ヶ月程で終わる中、私はこの一年間何をしていたのかを考えました。結果、馬鹿は風邪引かないと言う昔ながらのジンクスがありますが、私は春からずっと馬鹿みたいに風邪を引き、咽頭熱を何十回も繰り返しの生活を送っていて今ではがらがら声になっています。記念すべき令和元年を振り返った際に馬鹿みたいな風邪しか思い出がないなんて寂しくなり、やったことを結果に残したくてフルマラソン42.195キロ横浜マラソン大会に参加したいと思いました。抽選に当たるって閃き直感しました。やはり運良く女性ランナー定員割れで参加する事ができ、他でもくじ運が良くて大会一週間前には自宅近くの焼き肉店で感謝祭くじ引きがあり、私は50分の1の確率大当りを引いて一万円程の全額無料券を頂いて来ました。がらがら声になっても良いことはあるものです。さて、そんなに風邪を引いていたので走る練習が中々追い付かない毎日となっていました。横浜マラソン大会に向けてのちょっとだけの準備を始める事にしました。5月末高尾登山からの練習を始めて、6月、7月、8月、暑い時期を意識的に練習しました。湘南台に車を止めてそこから江ノ島往復練習をゆっくりゆっくりやっていました。その時期、本当に暑かったです。夏が過ぎあっという間に秋が来ました。それでも、咽頭熱は私の側から離れる事は無くて、まるで恋人のようにずっと寄り添っていました。咽頭熱の彼と一緒に大会当日を迎え、あんなに沢山の人を見たのは、はじめてでした。吉幾三の田舎者になったかのようでした。8時半にスタートしましたが全くまったく進まない、動かない、、、9時07分にようやく走りはじめたと同時に気が付いた‼この時間を含めた12関門タイムを‼ 大会前日に関門タイムと距離が記載されてる小さなメモをパンフレットから切り取り、左手に握りながら走っていました。第一次関門は1分前に、第二関門も1分前に通過し、時間貯金がないままのスタートだったので小さなメモを見ながら、私は少しずつ時間貯金をして行きました。貯金が無いって余裕が無くて、トイレもラッキー、給食も貯金の為、後回しにしました。第三関門3分前に、第五関門5分前に、そして30キロを通過した時、心の叫びがあり(私、疲れてない私、やれるよ!) 第六関門でやっとトイレタイム、5人のトイレ待ちで10分使い、600メートルは貯金の為にスピードアップしました。地道な貯金は第十二関門では10分も貯まり制限時間15時の10分前、14時50分に無事ゴールしました。役にたった小さなメモをご覧下さい。 走ったあとは、山下公園前のホテルモントレに親友と泊まり、夜景を見ながらゆっくりシャンパン、イタリア料理店で完走パーティで過ごして来ました。他にも完走したランナーが沢山食事をしていて、知らない人と握手して喜びを分かち合いました。第一次関門から第十二関門を1つずつ思い返し、充実感に浸りました。今回参加して本当に嬉しかったです。
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