2019/9/28
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第14回 佐渡島一周エコ・ジャーニーウルトラ遠足208km(鈴木) |
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このレースは、前泊必須で、宿泊はスタートとゴール地点となっている「ホテル夫婦」で、有名な夫婦岩の目の前にある。殆んどランナーが佐渡島の両津港に15時に着く新潟港発のフェリーに乗船するのであるが、既にこの中で宴会が始まっている。聞いた話しでは、東京方面からの新幹線の中から宴会が始まっているグループもあったようだ。私は寝不足でもあったので、フェリーの宴会からは逃れて横になっていた。 17時から競技説明会があり、18時から懇親会が始まり、ここで盛大な宴会が始まる。翌朝は朝6時スタートというのに中々終わらない宴会である。これで明日走れるのか、というほどみんな呑んでいる。私はある程度付き合ったが、途中で抜け出して準備をして早めに寝た。 翌日の朝食は5時からになっているが、6時スタートで5時から朝食はちょっとつらいものがあった。内容は朝からボリュームがありエネルギー源としては上等である。 トイレに行く時間もなく、6時にスタートした。コンビニがないのでトイレが心配であったが、意外と海岸線が海水浴場になっているところが多く、そこにはトイレが整備されていたので助かった。 先週のふくしまの疲れがあるかと思ったが、意外と足が軽い。但し、初めて参加するレースであるため、地図を読みながら進むことになるので、これが面倒であった。そんな時に、同じ走力でこのレースの経験のあるラン友さんに追いついたので、ご一緒させていただくことにした。 私は初めての佐渡島で、次から次へと視界に入ってくる絶景を堪能しながら走ることができた。漁港の集落があるところ以外はアップダウンになっているが、急なところはなく、ゆっくりであるが走ることができた。 コース上にコンビニはまったくないが、自販機は集落に1つはあるので、ペットボトル1本を持っていれば問題ない。かなり早いペースで進み、レストポイントになっている93.3km地点の寿月館に19時ごろ到着した。ここでは食事と仮眠ができるが、ラン友さんは仮眠をとるということなので、ここから単独で進むことにした。 町を外れると暗闇が多く眠気が心配であったが、昨晩はしっかりと睡眠がとれたこともあり大した眠気もなく走ることができた。途中で道に迷っていたラン友さんがいたので、そこからそのラン友さんと並走することにした。私より1時間ぐらいも前を進んでいたのに道に迷い逆走してきたのである。 佐渡島と言えば、たらい船が有名であり、このレースはたらい船に乗らないと価値が下がると言われているにも関わらず、早すぎたため乗ることはできなかった。 台風の心配がなければ、もっとゆっくり走っていたかもしれないが、なんとか22日の内に島を出たいと考えていたので早いペースになってしまった。後半、小雨に降られたが気持ちいいぐらいの雨だったので助かった。 2人で走っていたこともあり、眠気もほとんどなく、31時間29分でゴールすることができた。 制限時間は、翌日の朝6時で、その後、朝食という名の打上げがコースになっていたが、翌日は台風が接近してフェリーが欠航になる可能性が高かったので、22日の最終のフェリーに乗って新潟で一泊し、翌日帰宅した。 あとから、打ち上げに出ていないから完走ではないと言われてしまったが、この大会の主旨は、何しろ飲みまくるということなので仕方がない。 |
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