2019/9/20
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第2回うつくしま、ふくしまジャーニーラン252km(鈴木) |
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昨年、色々と忘れ物をした『うつくしまふくしまジャーニーラン250k』、今年は制限時間50時間内に絶対完走する意気込みで臨んだ。 スタートは、9月14日18時、南相馬市のサンライフ南相馬で、相馬市に北上し、阿武隈山地を超え、伊達市、福島市、二本松市、郡山市(中間点)、猪苗代町、会津若松市を経て郡山駅近くのまねきの湯がゴールとなり距離は252kmである。中間地点の郡山市のまねきの湯は、ゴール地点でもあり、途中で入浴と仮眠ができる。夕方のスタートで早いランナーでも二晩目の夜に突入することになり、私のように遅いラナン―は完全に二晩徹夜で走らなければならない。 スタートしてしばらくは集団になっているが、信号などにより次第にばらけてくる。伊達市は殆どが山の中で福島駅までは暗闇の中をひたすら進むことになり、最初の眠気が襲ってきた。今回は、知り合いランナーと並走することも多く、あまり眠気の影響はなく、福島駅には5時過ぎに到着した。ペースは、キロ8分半ぐらいなので、まずまずのスタートを切ることができた。 しかし、ここから郡山までが、一見平坦のように思えるが、とんでもないアップダウンが永遠と続く感じであり、体力を消耗させる。この日の気温は30度を超える予報が出ていたので、気温が上昇する前になるべく距離を稼ごうとしてエグいアップダウンをなるべく歩かず進もうとしたが、10時を過ぎると日差しが強烈になりペースが落ちてしまった。中間地点の郡山まねきの湯まで10kmぐらいのところで気温を確認したら28°となっていた。しかし、頑張れは午前中に到着できると思い、一気に走っていったところ12時ちょうどぐらいに到着した。 これは、前半122kmを18時間で走ったことになり、後半129kmに32時間残っていることになる。去年は16時ぐらいに到着してリタイア宣言をしたことと比較するとかなりの余裕がある。 早速、温泉に入り食事をしっかりとって仮眠することにした。 出発は15時過ぎになったが、かなり暑い。しかし、温泉でリラックスしたこともあり、ゆっくりではあるが、意外と走れた。暗くなると絶対に眠くなるので、明るい内に距離を稼ぐよう歩く時間を極力少なくして頑張って走った。その結果、暗くなったのは、140km過ぎで、残り110kmで26時間残っている。ただし、会津若松から郡山までの間に、標高863mの背炙山が残っているので油断はできない。 猪苗代湖まではひどい眠気は来なかったが、会津若松までの間は、激しい睡魔に何度も襲われ、道端でしゃがみ込んでは眠り、目が覚めたら走るということの繰り返しになった。 深夜2時30分、なんとか会津若松駅のエイドに到着し、ここで気を引き締めて背炙山に臨むことにした。この峠は熊が多く目撃されているので私は音楽を流しながら進んだ。大抵のランナーは、全区間歩くのであるが、歩いていたら激しい睡魔に襲われることが分かっていたので、私は一気に走って登ることにした。約10kmの登り区間であるが、3/4ぐらいのところで知り合いのラン友さんがいたので、そこからは一緒にトップにあるレストハウスまで歩いた。到着は、5時25分。ここでは、しっかりとした食事ができ、仮眠もできるので、私は1時間ぐらい仮眠した。残り51km、余裕の時間であるが、苦手な長い下りともう一つ大きな峠を越える必要もあったので、ダラダラ歩いていると眠気にやられると思い、ここでも気合を入れて走った。途中に最後のエイドステーションがあったが、長居はせず、ゴールまで一気に行くことにした。小雨が降ってくれたので、走るにはちょうど良い環境であった。コンビニは、ゴールの7.6kmぐらい手前にならないとないので、そこまで一気に行った。コンビニで最後の補給をしてゴールまではのんびりと走り、15時2分にゴールし、昨年のリベンジをすることができた。 |
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