2019/9/14
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みやぎ湯めぐりウルトラマラソン115km(鈴木) |
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みやぎ湯めぐりウルトラマラソンに初めて参加した。60km、95km、105km、115kmの4種目があり、60km以外の種目は、途中、温泉2箇所に入いることができるものである。前泊必須で、懇親会は作並温泉では高級な宿と言われている岩松旅館で豪華な料理が振舞われた。当然、牛タンは食べ放題である。 私は迷わず115kmにエントリーして、経験者からは「おばか者」と言われていたが、結果はやはり「おバカ」でした。115kmのコースはチャレンジコースと言われ、最大標高:875m、獲得標高:上り1,938m下り2,157mという過酷なコースとなっている。
朝4時スタートで制限時間は15時間で19時までゴールしなければならない。ミドルコース105kmとの差である10kmは、最初の関門(55.8km地点午前11時)の前に設定されているため、かなりハイスピードで入らないと第1関門でアウトになる可能性があったので、比較的アップダウンの少ない40kmぐらいまでをキロ5分半から6分ぐらいで走ってみた。昼間暑くなるということなので、涼しい内に距離を稼ぎたかったという思いもあった。 しかし、この第1関門は長く急な上り坂の途中に設定されているため、ペースはかなり落ちてしまい、到着したのは10時半近かった。関門の30分前である。エイドでのんびりも出来ず、すぐにスタートして残りの急な上り坂を走って登ることにした。気温がどんどん上昇し、汗が滝のようにでてくる。エイドが5~7kmぐらいの間隔であることから補給食等は全く持っておらず、塩分補給ができない状態となり、案の定、登り切る手前で足が攣り始め歩くことになった。下りになっても攣ってしまい走ることも出来ない状態が続いた。道路に表示されている温度は30度を示していた。72.4km地点の第2関門は13時30分で、13時10分に到着したので間に合ったものの、その先、更に気温の上昇が見込まれており、この足の状態であると次の関門には絶対に間に合わないと判断してリタイアを宣言した。 ここには、神の湯という温泉があり、ランナーは無料で入れるということもリタイアを選択する要因であった。さらにゴール地点まで冷房の効いた車で送ってもらえ、ゴール地点では、ビールと牛タンが待っているのである。 今回の敗因は、汗の量が激しく塩分の供給がまったく間に合わなかったのではないかと思う。また、スピード練習をまったくしていないのに早いペースで調子に乗って走っていたことが筋肉に相当負担をかけていたのではないかと思う。翌週のふくしま250kmに向けて、しっかりリカバリーをして臨むことにした。 |
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